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大竹伸朗 全景 1955-2006/東京都現代美術館
久しぶりの現代美術館で、大竹伸朗の個展を観る。

個展というと、こぢんまりとしたものを想像してしまうが、この人のはスケールが違う。あの巨大な現代美術館の企画展示室3フロアを埋め尽くす作品の物量は、まさに圧巻。
この展覧会は「全景」というタイトルどおり、小学生のころのノートの落書き(よく取っておいたなぁ…)から未発表の新作まで、大竹伸朗の全仕事を紹介。展示作品数は、なんと2000点以上!
そんなめくるめく大竹ワールドを回りながら驚いたのは、その作風の多様さ。(というより作風が無いのかも。)とても1人の人間の仕事とは思えない。しかも表現物のジャンルも幅広く、絵画を中心に、立体、写真、本、印刷物、音、ライブ装置(!)まで、なんでもあり。

正直なところ作品的にはあまりタイプじゃない作家だけれど、ものすごいエネルギーに触れられることは確か。それだけでも観に行く価値は十分あるかと。

大竹伸朗 全景 1955-2006
東京都現代美術館
2006年10月14日(土)~12月24日(日)
10:00~18:00(入館は17:30まで)
月曜休館
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2006.11.30(Thu) 03:15 | | Trackback(0) Comment(0)
Table Design展/リビングデザインセンターOZONE
ありそうでなかったテーブルだらけの展覧会。

見たこともない素敵なテーブルに出会えるかと期待して行ったものの、展示されていたのは巨匠の定番モノを除いてはイマイチなものばかり。しかも展示品のプレートには値段まで書いてあって、展覧会なのかショールームのなのか分からない。ま、入場料無料だから仕方ないのか。
唯一良かったのは、建築家や造形家やデザイナーたちがコンセプチュアルなテーブルを提案していたパート。なかでも石上純也さんのものが群を抜いていた。
なんと天板の厚さ3mmで長さが10mはあるかという、紙のように薄っぺらなテーブル。これは元々キリンアートプロジェクト2005に出品されたもので、実物は大きすぎて繊細すぎて今回の会場には展示されていなかったのが残念(代わりにコンセプトブックが展示)。きっと生で見たら鳥肌モノだろう。うーん…見たい。

この石上純也さんという若手建築家、彼がまだ妹島事務所にいたころからこっそりと注目し続けているのだけど、いまだ建築の実作はないらしく。こちらも早く見てみたい。

Table Design展
リビングデザインセンターOZONE
2006年11月9日(木)~12月5日(火)
※水曜日(祝日を除く)休館
10:30~19:00
2006.11.28(Tue) 03:11 | | Trackback(0) Comment(0)
朝倉彫塑館/谷中
at01.jpg

彫塑家朝倉文夫(明治16年-昭和39年)のアトリエ兼住居であり、現在は建物全体がギャラリーとして一般開放されている。

この建物、朝倉自らが設計・監督をし、何度も何度も増改築を繰り返したというだけあってかなりおもしろい。
コールタール塗りの黒い外壁の上から像が見下ろしていたり、外観は洋風の鉄筋コンクリート造なのに裏側は純和風な数奇屋造りだったり、時代を先取りするかのように屋上緑化が施されていたり…、宮崎ワールドならぬ朝倉ワールドが広がっている。
中にはもちろん彫塑作品も展示されているんだけど、どちらかというとこのヘンテコな建物自体を目当てに訪れる人の方が多いのでは。
中でもイチバンの見所は、池まである立派な中庭。四季折々の木々が植えられたこの空間を眺めながら朝倉は自己反省をしたらしいが、なんとも豊かな生活。
at02.jpg


東京歴9年目にして初めて日暮里駅で降りたような気がするけど、意外と隠れた名所があるものですな。春の天気のいい日に再訪して、中庭でボーっとしたい。

朝倉彫塑館
午前9時30分~午後4時30分
月金休(祝日と重なる場合は翌日)
2006.11.24(Fri) 02:04 | | Trackback(0) Comment(0)
伊東豊雄 建築|新しいリアル展/東京オペラシティアートギャラリー
「せんだいメディアテーク」から最新プロジェクトである「台中メトロポリタン・オペラハウス・プロジェクト」までの9作品を中心として、伊東豊雄の提唱する新しい建築理念「エマージング・グリッド[生成するグリッド]」を紹介する。

さすがノリにノッている建築家だけあって、展示自体にも勢いがある。徹夜で作らされている学生バイト君がかわいそうになるくらい馬鹿デカい模型をはじめ、原寸大のモックアップや図面、床一面がウネウネした展示空間と、徹底的に体感することにこだわっている。これなら建築関係者でない一般の人でも十分に楽しめそうだ。
個人的には伊東さんの建築って好き嫌いあるけど、「台中メトロポリタン・オペラハウス」は良さげ。あの断面のような立面がおもしろい。
その他、アメリカの美術館に収蔵されるくらい美しい「せんだいメディアテーク」のアクリル模型を見ることもできて大満足。

それにしても、作風がだんだんSANAAに似てきてないか。3次元ウネウネものも、西沢立衛の市川アパートメントから始まった気がするし…。そのへんの師弟関係はどうなんでしょ。

伊東豊雄 建築|新しいリアル展
東京オペラシティアートギャラリー
2006.10.7[土]─ 12.24[日]
11:00 ─ 19:00(金・土は11:00 ─ 20:00)
月曜休
2006.11.06(Mon) 02:59 | | Trackback(0) Comment(0)
パラレル・ニッポン 現代日本建築展1996-2006/東京都写真美術館
過去10年間に竣工した建築から代表的な110作品を選び、対比的な作品をペアとして組み合わせながら、この10年をふりかえる企画。

実際ペアになっているのは、ハノーバー国際博覧会日本館と日本国際博覧会トヨタグループ館、新国立劇場と苓北町民ホール、ウィークエンドハウスとエアー・ハウスなど、いわゆるビルディングタイプで分けられていて、そこに新しい発見はない。しかも展示は建築写真と文章のパネルがほとんどで、模型も少なく面白みに欠ける。
唯一良かったのは、美術館のコレクションから各時代の「都市と建築」をとらえた写真作品を展示していたコーナー。量が少なかったのは残念だったけど、石元泰博の桂離宮の写真はスバラシイし、アラーキーや宮本隆司も良かった。建築をカッコよく撮ることだけを追及した建築写真よりも、建築が事件になっている写真作品の方が圧倒的に強い。(ま、元々の目的が違うから、当たり前っちゃ当たり前だけど…。)

それにしても、この10年間で色んな名建築ができたもんだ。ベストはなんだろう。個人的には、プラダブティック青山店、金沢21世紀美術館、せんだいメディアテークあたりか。

パラレル・ニッポン 現代日本建築展1996-2006
東京都写真美術館
2006年10月21日(土)→2006年12月3日(日)
10:00~18:00 (木・金は20:00まで)
月曜休
2006.11.05(Sun) 20:25 | | Trackback(0) Comment(0)
銀座ギャラリー巡り
まずはINAXギャラリーの「塩保朋子展」と「小さな骨の動物園展」へ。

「塩保朋子展」の会場には、3~4mはある大きな1枚のトレーシングペーパーが天井から吊り下げられているだけ。ところが、この紙の表面の細かい模様を近づいてよーく見てみると…、それは描かれた模様ではなく、ひとつひとつ切り抜かれた模様であることに気づく。そして、その繊細で途方もない仕事っぷりに思わず息を呑む。ゴクリ。
さらにこの紙の裏側に回ると、切り抜き模様からこぼれ出た無数の光が壁面に描き出す、もうひとつの影模様を見ることができる。そして、その美しさにまた息を呑む。ゴクリ。
空中に浮かんだ半透明のベールをじっと眺めていると、1枚の紙というよりも、まるで展示室の空気がデザインされたかのよう。空間全体が緊張感に満ちた、幻想的なインスタレーションだった。

「小さな骨の動物園展」は、カメ・ウサギ・モグラ・コウモリ・ペンギン…などの骨標本がズラリと揃った、ちょっとマニアックな展覧会。
個人的には、肋骨みたいな骨が体長の長さいっぱいにうねうねと配列複製された、巨大なヘビの骨標本がお気に入り。ああいう骨組みを持つ建築ができるときっとカッコいい。

続いてINAXギャラリーの向かい側にあるギャラリー手の「建築家・南泰裕と美術家・彦坂尚嘉の2人展」へ。テーマは「美術の中の建築/建築における美術的なもの」。
建築の表象・イメージをアートに昇華して絵画や立体物を制作した彦坂氏に対して、建築のリアルな設計行為そのものをアートとして捉えてスケッチや模型を展示した南氏、といった構図か。
どちらもちょっと分かりにくかったので、もう少し親切な展示の仕方だと良かったかも。

塩保朋子展
INAXギャラリー2
2006年6月1日(木)~6月29日(月)
10:00~18:00
日曜祭日休廊

小さな骨の動物園展
INAXギャラリー1
2006年6月1日(木)~8月19日(土)
10:00~18:00
日曜祭日休廊、夏季休業(8/12~17)

美術の中の建築/建築における美術的なもの
建築家・南泰裕と美術家・彦坂尚嘉の2人展
ギャラリー手
2006年6月12日(月)~7月1日(土)
11:00~19:00
日曜祭日休廊
2006.06.15(Thu) 05:44 | | Trackback(0) Comment(1)
二つの山展/東京アートミュージアム
二人の現代写真家、畠山直哉とバルタザール・ブルクハルトがそれぞれ相手国の山を撮るという、スイスと日本の親善交流写真展(笑)。
前期がバルタザール・ブルクハルト展(すでに終了)で、後期が今回観た畠山直哉展。

畠山氏の作品は、渋谷の地下水路を撮った写真集「Underground」や、建設中のせんだいメディアテークを記録した写真集「UNDER CONSTRUCTION」くらしか知らなくて、建造物専門の写真家かと思っていたけど、どうやら違うらしい。
彼が撮ったスイスの山々は、そのほとんどが遠景の構図で、人がいたとしてもかなり小さい。だから、どこかリアリティがなくて、ジオラマを見ているような不思議な気分になる。限りなくイメージに近い現実。そんな世界観を感じた。

ちなみに、この展覧会が行われている東京アートミュージアムの建物は、安藤忠雄設計。いかにも左手で作りましたという感じのいつもの安藤建築で、特に新しい感動はない。むしろ外は見えちゃうし、導線はアクロバティックだしで、美術館として使い勝手が悪そう。
さらに、この建物の前にも同じく安藤忠雄設計の集合住宅があり、となりも安藤建築の工事中だった。最終的には約430メートルにわたって、美術館、保育園、劇場など計6棟が並ぶ計画らしい。まさに安藤忠雄ストリート!
そこまでする調布市の意識の高さはスバラシイと思うけど、430メートルも打放しコンクリートが並ぶ街並みは果たして美しいんだろうか…。
奇跡的にうまくいって、第2の代官山ヒルサイドテラスになることを祈っています。

二つの山展
東京アートミュージアム
ブルクハルト展:06年4月7日(金)~5月28日(日)
畠山直哉展:06年6月2日(金)~7月30日(日)
10:00~18:30、入館は閉館30分前まで
休館日:火、水、木(祝日は開館)
2006.06.10(Sat) 05:44 | | Trackback(0) Comment(0)
アフリカ・リミックス展/森美術館
かつてない大規模なスケールで現代アフリカ美術(絵画、素描、彫刻、アッサンブラージュ、インスタレーション、写真、ビデオ、デザイン家具など)を紹介する展覧会。

作品の大半は、植民地・人種差別・貧困といったアフリカが背負わされた重い問題をテーマにしている。それなのに出てくるアウトプットの多くは、なぜかカラフルで明るい。
これが、アフリカ人の国民性なんだろうか。同じテーマでも日本人がやると、悲しみや憎しみに満ちたおどろおどろしいものがたくさん出てきそうだ。
マイナスをプラスに、暗を明に、苦しみすら楽しみに変えてしまいそうなアフリカ現代美術パワーは、すごく強くて、どこか切なかった。

そんな中でも特に印象に残ったのは、音楽。ひとつの展示室にジュークボックスが置いてあって、現代アフリカ音楽がいろいろ聴ける。
機械の音じゃなくて、魂と肉体と大地から生まれてきたリズムは、どんな絵画や写真よりもアフリカの魅力をたっぷりと、そして心地良く伝えてくれた。

観終わった後にアフリカがもっと好きになる「アフリカ・リミックス展」、オススメです。

アフリカ・リミックス展
森美術館(森タワー53階)
2006年5月27日(土)~2006年8月31日(木)
10:00~22:00|火10:00~17:00
2006.06.07(Wed) 01:45 | | Trackback(0) Comment(0)
武満徹-Visions in Time展/東京オペラシティ アートギャラリー
実験的芸術運動から、絵画・映画・舞台まで、音楽を軸に多彩な活動を展開した世界的音楽家、武満徹の没後10年企画展。

黒澤映画「どですかでん」の音楽を担当していることくらいしか知らないという、ほとんど予備知識ゼロの状態で観に行ったけど、展示のあちこちでよく知る巨匠たちの名前が登場する。磯崎新、イサムノグチ、マン・レイ…。改めて、当時の芸術家たちの領域を超えたつながりの強さを実感。
さらに注目は、そのつながりが創作活動に深く影響していること。武満徹は一生涯、あらゆる芸術からインスパイアされて作曲をつづけていた。だからこそ彼の音楽は、必然的に視覚的なものになっていった。そんな発見ができた展覧会だった。

会場は、武満徹とその周辺の美術作品が充実していたけど、唯一物足りなかったのは音楽。
美しいドローイングのような楽譜はあるものの、武満徹初心者としては、やはり音楽をたくさん聴かせて欲しかったなぁ。
美術館は無音が常識だけど、音楽家の展覧会なのだからBGMを流しても良かったのでは。

武満徹-Visions in Time展
東京オペラシティ アートギャラリー
2006.4.9[日]─ 6.18[日]
11:00 ─ 19:00(金・土は11:00 ─ 20:00)
休館日:月曜日
2006.05.24(Wed) 20:46 | | Trackback(0) Comment(0)
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