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ダ・ヴィンチ・コード/ダン・ブラウン
映画観る前に小説読まねば!と思い立ち、読み始めたものの予想外に時間がかかってしまい、いまさらレビュー。

さすが売上1,000万部突破しただけあって、エンターテインメント作品としてレベル高し。元ネタになっている「キリスト教の聖杯伝説」はトリビア的な楽しみ方もできるし、ダン・ブラウンの文章もうまい。少なくとも前半は、ドキドキハラハラの世界へ入り込めた。
ところが読み進めていくうちに、徐々にリアリティが失われていく。ダ・ヴィンチの絵の謎は強引なこじつけに思えたし、犯人の設定も無理があるのでは。最後のクライマックスシーンなんて、もうなんでもありのドラクエの世界。
海外では、教会がこの映画の上映を禁止したりしてるらしいけど、そこまでするほどのものでもない気が…。あくまで、ノンフィクション・ミステリー小説ということで。

あまりいい評判を聞かない映画の方は、DVD化されるのを待つことにしよう。

ダ・ヴィンチ・コード/ダン・ブラウン
角川書店
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2006.07.12(Wed) 03:54 | | Trackback(1) Comment(1)